今回は転職により得られることを明確にしておきます。
給料はなかなか上がらないもの
がっかりさせてしまうかもしれませんが、従業員の給料は会社にとっては固定費なので、簡単に上げる訳にはいかないものなのです。
固定費は削減こそすれ、逆にコストをかけることは、財務体質上は宜しくありませんから。
それでも、少しずつの定期昇給があるのは、今の政府がベアをお願いしている関係上、定昇くらいでという妥協の産物です。
実は従業員のアウトプットがどれほど優れていても、それは従業員に還元はされないのが普通でしょう。
利益は株主に還元されるからです。
役員報酬は株主総会で承認されますから、役員になれば、従業員よりはいい思いができるわけです。
しかしながら、余った利益は、ストックされるのが普通かと思います。
何かあった場合に、キャッシュがないなんていう事態は企業にとっては、避けなければいけないことですよね。
なぜこのようなことをわざわざ書くのかといいますと従業員の中には成果を出せば、無制限に給料が上がると本気で信じ込んでいる方が多いように思ったからです。
給料アップに期待するならば、日系企業ではダメです。
外資系企業と日系企業の違いを把握しておけ!
先ほどの仕組みは日系企業の経営についてでした。
外資系企業はどうでしょう?
まず、働く際の雇用形態から違います。
正社員という概念がなく、全て契約社員です。
雇用契約は企業と交わし、その時に契約期間も決まります。
そして、ジョブディスクリプションといって、やるべき仕事が細かく契約書に書かれていますので、明確です。
待遇面も含めて納得したら、雇用契約を結びます。
契約なので、企業との約束となります。
頑張れば、それが実績となりますが社内での年収アップや昇進などの体制は整っていないため、転職することによって、年収アップや然るべきポストを得ていきます。
逆に転職しない人は評価がいまひとつということです。
外資系企業には、終身雇用という概念はありません。
日系企業のように仕事があいまいで、定年まで勤めるという考え方は最初からないのです。
日系企業も最近は、終身雇用という概念がなくなってきましたね。
外資系企業の話に話題を戻しましょう。
外資系企業では実力のある人は転職することによって、年収をどんどん上げていくのです。
日本にある外資系企業の場合は、日本の法律が適用されるため、簡単に解雇は出来ません。
なので、雇用面でも安定しているといえそうです。
そういった意味で、給料アップを狙うのならば、日本にある外資系企業に勤めるのも解の一つではないでしょうか?
日本企業への転職では、キャリア思考を!
日本企業では転職することによって、得られるのは給料アップではなく、スキルアップの方でしょう。
給料アップについては、外資系企業ほどは上がりません。
働く環境が変わっても、通用するスキルが身につく方のメリットが大きいです。
同じ会社に長年いると、その会社でしか通用しないスキルを身についてしまって、本人にとっては何の役にも立たないことが多いです。
どこにいっても通用するスキルを持ち運べるという意味でポータブルスキルと言ったりします。
日本企業での転職では、給料アップよりスキルアップが期待出来ます。
転職するたびにポータブルスキルが増えていきます。
そして、将来的には大きな財産となります。
これに対して、外資系企業では、給料アップとスキルアップの両方が得られます。
この違いを把握して、転職活動に望むと期待外れだったということはないと思います。
転職活動、頑張りましょう!
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