転職エージェント(人材紹介会社)に登録すると、まずは、あなたのことを知るために、キャリアコンサルタントとの面談があります。
転職エージェントとの面談はとても重要
この面談で、あなたへの今後の対応がほぼ決まるといっても過言ではありません。
キャリアコンサルタントは、面談をしながら、あなたを先方(企業)に紹介しても大丈夫かという観点でチェックしています。
紹介可能なレベルをランク付けする転職エージェントも多いそうです。
Sランク、Aランク、Bランク、、といった具合に。
初回面談は企業との面接と同様のウェイトを持ちます。
それでは、転職エージェントとの面談で気をつけること、質問されることを挙げていきます。
面談に臨む際は参考にしてくださいね。
第一印象
これは聞かれるというよりも、人柄含めて、企業に紹介しても大丈夫な人かな?
とキャリアコンサルタントが確認しています。
身なり、言動、態度など総合的に評価されます。
項目としては、最重要といえます。
メラビアンの法則というのがあります。
人は会って3秒くらいで初対面の印象が決まります。
そして、そのほとんどは目から入る情報で判断するというのがざっくりとした説明です。
社会人であれば、常識の範囲内であれば、特に気にする必要はないかと思います。
特に40代以上の方は面接スキルは若い方より、テクニックを知らないという結果もありますので、一通りの常識は身につけておいたほうが良いかと思います。
- ノックの仕方一つとっても、あなたはきちんと出来ますか?
- 座る姿勢は?
- 退席時の流れは?
この辺りは、ご存知ですよね。
これぐらいはググってくださいね。
自己紹介
第一印象を突破できれば、自己紹介はすんなりと聞いてもらえると思います。
事前に履歴書、職務経歴書のチェックをして、書類は見ずに話せるようにしておきましょう。
あなたの経歴ですので、難しくないはずです。
履歴書、職務経歴書を読んでいるのでは、印象が良くありませんよね。
目線は基本、コンサルタントの目より少し下を見る感じで話すのが理想です。
相手の目を見ると睨みつけるような感じになりますので、少し目線をずらすのです。
キャリアコンサルタントに話すときは専門用語を多用せずに、なるべく分かりやすい言葉で表現することをお勧めします。
相手の専門分野が異なる場合もあるからです。
転職理由
これも第一印象と同様、もしくはそれ以上に重要です。
建前と本音があるでしょうが、キャリアコンサルタントが聞きたいのは、企業に伝えても安心な回答を待っています。
- 在職中の方は、今の会社ではなぜ駄目なのですか?とは必ず聞かれます。
- 離職中の方は、退職理由を聞かれます。
- これらは、あなたの言葉で表現する必要があります。
- 転職理由は志望動機とリンクしている必要があります。
企業面接では、転職理由は志望動機と捉えられます。
物語風に言うとよいと良く言われています。
例えば転職する自分は何かが足りない。
そして、理想を追い求めるとそれが新天地にあったという流れです。
上記は例えばの話です。
内容は自分できちんと、考えておきましょう。
実際の企業との面接でも必ず聞かれる項目です。
希望職種
ここではあなたの今後のキャリアパスを聞かれています。
今までの経歴を活かして、次を探すというのでしたら、問題ありません。
別のことをやりたい場合は、転職エージェントでは求人がないこともあります。
それが正直なところでしたら、いいのですが転職エージェントに対しては、そのような回答はなるべく避けましょう。
キャリアチェンジする場合はハローワークや転職サイトを使って、並行して転職活動は出来ると思います。
転職エージェントは、あくまでもキャリアを活かして転職するメディアであるという割り切りも必要です。
理由は簡単で転職エージェントにとっての顧客は企業だからです。
企業側の利益を常に考えるので、未経験者を紹介することは、転職エージェントでは人手不足の求人を除けばありえません。
希望条件
希望年収や勤務地を聞かれます。
それにマッチしない求人案件は紹介しないための事前確認です。
あまり条件を高く言うと、求人案件の紹介数は減ります。
ですが、あなたが高スキルを身につけていると判断されれば、必ずやいい求人紹介があるでしょう。
エージェントによっては最低希望年収も聞かれますので、事前に計算しておきましょう。
それを上回り、マッチングする求人案件が紹介されるはずですので、どんどん紹介して欲しいかたは、現在の年収よりも少し低めに言っておくことです。
英語力
希望職種によっては、英語力を確認されます。
外資系が多いメーカー、商社系などは必須でしょう。
国内のみで働く職種であれば、聞かれません。
まとめ
転職エージェントとの一般的な面談の流れとしては以上となります。
最初の挨拶と自己紹介が極めて重要です。
キャリアコンサルタントは、あなたが話しやすいように雰囲気を作ってくれますので、緊張感のある面談とはなりませんが、見られていることは注意しておきましょう。
登録する転職エージェントとしては、まずは大手から、そして慣れてきたら、業界専門の人材紹介会社へと進むとスムーズにいくと思います。